本町2丁目にある肉のいろはさん。
ご夫婦二人で切り盛りされています。
関の人だったら、大多数の人が知ってるお店ではないでしょうか?
わが家も夫の会社が近くで、昔からお世話になっています。
子どもと一緒に行くとソーセージをおまけでいただけるので、
子どもはおいしいお肉屋さんでなおかつソーセージがもらえるところだと思っています。←おいっ
10月でお店を閉められるとのこと
いつも、夫が買いに行ってくれるんです。おまけもしていただけるので・・・。
私は小さい子どもをつれて買い物に行くことになるので、どうしても一気に品物を揃えられるスーパーに行きがちで、自分ひとりではいろはさんに何回かしか行ったことないんですけど。
優しそうなだんなさんと、てきぱきニコニコされている奥さんでやってらっしゃって、買う量を迷っていると、アドバイスいただけたり、おいしい調理法も教えてくださいます。
本当は、こういう対面で販売されているところで買ったほうがいいとわかっているんですが、こどもの予測不可能な動きを考えるとなかなか行けなくて・・・・・・。
この間、いつものように夫が買い物に行ったら、あとを継ぐ方がいらっしゃらないということで、今年の10月末でお店を閉めるという話を夫にされたそうで、夫がめちゃくちゃショックを受けていました。
もちろん、私たち家族もショックです。
こればかりは、ご夫婦で決められたことなので仕方ないんですけど。
当たり前なんですけど、お肉がおいしいんですよね。
ステーキのお肉、すき焼きのお肉、しゃぶしゃぶのお肉、それにハンバーグ用のひき肉、どれもおいしいんですよね。
牛肉は孫六牛っていう商標でやってらっしゃいます。
スーパーで買ったお肉は気に入らないときがあるこどもたちもこちらのお肉はめっちゃ食べます。やっぱりわかるんです。
私のつたない料理でも素材がいいのでおいしいです。
なので、なるべくシンプルに食べます。
牛だけでなく、豚も鶏もおいしいんですよね。
注文してから、だんなさんがお肉を切ってくださるのも対面販売のお店ならではですよね。鮮度のよさもそれだけでわかって安心だですし。
わが家では、豚しゃぶのお肉がとにかくとろけるくらい甘くておいしいので、人気NO.1です。
あー、でも、焼き豚もおいしいんです。
特製の焼き豚は、家でのおかずはもちろん、贈り物としても人気があります。
「全国から注文が来る」のも納得のおいしさです。
変な臭みがある焼き豚も多い中、こちらのはそんなにおいは全然しなくて、焼き豚の海におぼれたいくらいおいしいです。ごはんが何杯あっても足りないくらい。
家族でとりあいです。1000円でもたくさん入っています。(うちはおまけしてもらえるので余計に)
夫は買いに行くといつも奥さんに端っこをもらっているらしく、買った焼き豚に入っている端っこは私にくれます。奥さんありがとう。
お店のガラス窓のところに「焼き豚ありマス」と札が立っていれば、まだ買うことができます。でも、人気があるので、午後まで売っていることはまずなくて、午前中に売り切れてしまいます。そういう時は、その札は下がっているので、またのチャンスを願うしかありません。
包装の仕方もステキです。
お肉は緑色の包み紙(裏面ツルツル)に包んでくれます。(うまく表現できませんが)
焼き豚は自分で食べる用なら、プラスチックの容器に入れてくれます。
そのあと、白地で赤で店名や牛のイラストがついた袋にいれて密封してくれます。
その袋には、
「衛生的の完全ポリ包装の当店ぇ」と書いてあり、その小さい”ぇ”が自分的にはツボです。
閉店される理由
もともと、息子さんがあとを継ぐ修行をされていたときもあったそうなんですが、あまりにも大変なお仕事だったので、結局やめられてしまったそう。
だんなさんも奥さんもお元気なんで、病気のために引退されるわけではないんですが、もし、だんなさんに何かあった場合、お店をやっていくことができなくなってしまうので、元気なうちに引退されるとのこと。ちゃんと自分たちで片付けておかないと、奥さんだけではお店にあるお肉を管理することは難しくなってしまうからだそう。
他の人にノウハウを教えることはできるかもしれませんが、お店を経営されている方は、市場の方や他の取引先の方と長年の信頼関係でやり取りされてる方が多いでしょうから、全く知らない人が修行させてくださいといってもなかなかオーケーできないでしょうし、やってみてもうまくいかないことも多いでしょうし。
おっしゃっていることは本当にプロフェッショナルな考え方なんですが、本当に残念です。
夫の落ち込みがハンパない
「今後、豚しゃぶ食べたくても、あのお肉は食べられないんだよなぁ」と何かにつけて言う夫。
他のところで買うお肉だって、おいしいお肉はあるんですけどね。でも、やっぱり違うんです。雰囲気も違いますし。
旦那さんと奥さんとお話しながら、お肉は買うことはもうできなくなってしまうんですもんね。
夫は、ここがおいしいと思ったら、浮気せずに通い続けるタイプなので、余計にショックのようです。夫が気に入っているお店は、どのお店も夫より年上の大将さんがやられているので、これから順番にそういうことが起きてくるんでしょうけど。
あまりの夫の落ち込みに、夫がお肉屋さんの修行を始めやしないかと思うほどです。
私が頑張って作っても、焼き豚のあの味は一生出せないし、他に代わる所はないし。
これからどうしていけばいいんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
とにかく、10月末まで、また買いに行きます。
お近くの方でまだ買ったことない人、人生損していますから、焼き豚だけでも食べてみてください。
旦那さん、奥さん、長い間お疲れさまでした。お世話になりました。
肉のいろは 関市本町2丁目2-12 0575-22-0026 水曜定休